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2015/08/14

【回想】2002年5月5日 出会いが出会いを呼ぶ出会い峠

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02/ 5/ 5 Sun

風。今日は風が強い…。
時計は朝4時を示す。
夜11時頃強い風で目が覚めた。正月の過去がよみがえる。
夜2時頃テントがつぶれる夢を見て一度起きた。
テントがゆがむ。
020505_253さ、サクサク、テントを出よう。
嫌な風を避けるようにテントを出て、テントをたたむ。
風を避けながら、朝のコーヒーを飲む。
しかし、トイレが見える所に座っているからだけど、やっぱ女子トイレに入る人多いなぁ。(男でも)
男子トイレは汚いからなぁ…。

5時を回り、明るくなってきた。
流の速い雲の間から青空が見え始めた。
昨日1日くもりだったが、今日はどうだろうか。

箱根アタック。
800mにもおよぶ箱根峠。非常に不安である。
なんせ、今まで200mもの勾配を登ったかどうか記憶にないからだ。
ただ、三島側は小田原側よりも勾配が揺るいだろうと思った。それだけでも救いか…。
出来る限り荷物を軽くしようと荷物を整理する。食料はほとんど残っていない。
1日かけてでも登ってやろう。と、相変わらずのんびり気分である。
はてはて。今朝は早いなぁ。(05:16)


020505_254三島を抜けた。いよいよである。
登り坂が見えてくる。今回は、登りの後の下りはないぞ…。
片側2車線の登り。まだ緩いんだろうか…。走り出しだけにまだ筋肉が硬いかいまいち登れない。
しかし、登るしかない!!たとえ、マイペースであってもだ!!
バス停初音入口で、休憩。汗をぬぐいたい。まだ登って間も無い。松並木の街道である。
ここから先は休憩時間にも気を使う。あまり休むと筋肉がまた硬くなる。
だからいつもみたいにのんびりともいかない。しかも、休みすぎると冷えてくるし。(07:40)

思った以上に登り続けるのはきつい。
しかし、休み休みではあるが確実に登り続けている。
レーサー系ランドナー?のおいちゃん同一方向に通過。おぉ、いるもんだねぇ。
でも、やっぱりギアが随分と軽そうだ。スピードは出てないなぁ。
だがしかし、どんどん登って行くなぁ。もう見えない。
200は登ったと思うのだけど…過信してあとで損するのもいやだ。
しかし、沼津の街に陽がさしてきている。暑くなる前に登りきりたいものだ。
P.S.暴走族かな…爆音と共に十数台の集団が登って行く。朝からうるさいなぁ…
しっかし、随分とスピードが出ている気がするが…暴走族らしくない…(08:49)

020505_255
のぼってまっせぇ~~。山道らしくうねうね道を~~~。ぎえぇぇぇ~~~
げっ。陽が出てきたぁぁぁ。こんな霧も出るような天気の後じゃぁジメジメしそうだなぁ…
レーサー二人に抜かれる。さすが、チャリが軽そうである。(09:35)

箱根はチャリダー王国だ。実感。
休憩している所にチャリダーおじさん登場。
秋田人のその人は、戸塚を出発し伊豆半島を徹夜で走ってきたそうだ。宿が満室で取れなかったらしい。
「シマノの105っていうギアがいいよ。お薦め」
と、ギアの話しになるが、型式を聞いてもさっぱりわからん俺。なんせ、チャリ屋まかせだから…。
そこに町田のチャリダー(駅寝)あらわる。
町田=京都を往復しているらしい。1000kmにもおよぶ長距離を4日で走るらしい。
「そろそろ真ん中ぐらいなんでしょうかねぇ。」
「さっき聞いたら、半分くらいって言ってたよ。」
時間は10時を回る。随分と下の景色が小さく見えるようにもなってきた。
3人で自転車による登り下りを論じあう。しっかし、みんな強者だなぁ。
出発は適当にばらける。とりあえず、俺が追い付かれ組なんで最後かなぁ…。
しばらくは、追いつ追われつという感じが続くが、俺はトイレ、メール、汗etc理由を付けて脱落。
気張って走ると、マイペースを維持できずにあとで苦しみそうだ…。

020505_260その後、ままちゃり子ちゃりだーがグイグイ登って行く。す、すごいパワーだ…。
で、その後、かなり遅れてままちゃり親ちゃりだー登場。
このままちゃりは親子のようだ。(漢字がすでに子・親となっているのでバレバレか…)
ちなみにそうしている間にも、数人のレーサーがぐいぐい登って行っている。
今も…。

箱根まで4km。あと少し。気合を入れ直すべく走り出そう!!(11:25)

…と、気合は十分だったが、
スタミナ切れか…全然進めない…。陽も出てきて、背中に照りつける。なかなか暑い…。
エネルギー補給とす。いわゆる休憩だ。もってきた食料は、カロリーメイトなどの軽食のみ。
それでも、そやつらを食いあさる。
午前中いっぱいで箱根を登りきれるかが怪しくなってきた。
いや、もう午前が終わろうとしている…。
いかんなぁ。普段の鍛え方がたらんなぁ。まったく…。
箱根への1国、三島からの登りは登坂車線もある広めの道路。
車は飛ばす。ここはカーブだが、時折タイヤを鳴らしながら曲がるフォレスター、サニーも…
さて、食って少し落ち着いたら走り出そうか。なぁ…(11:59)

020505_263ヘタばった…
ペダルを回すたびにカシカシ音が鳴るのを理由にしてみたりもした。
陽が背中を刺すのを理由にしてみたりもした。
しかし、見えた!!
「ファミリーマート箱根峠店まで500m」
あとひとふんばりだ!!!ここまで来ると気力で登る。
最後の緩い登りカーブを曲がると緑・白・青の見慣れた看板がかすかに見えた…。
「お…、あ、あれか…な……」
ぬおぉぉぉ。あ、あれこそはぁぁぁぁ。
ペダリングに力が入る。
意外に軽く、そして楽しく最後の直線を進む。
不思議ともう、勾配は気にならない。
久しぶりに望む信号。「箱根峠」の文字。
そして、その先の「神奈川県」「箱根町」「箱根峠 標高846m」の文字。
「き、来たぁぁぁぁあぁぁぁぁっっ!!」

…そう、やっとこさのぼりきった。

午後1時。

020505_265
結局6時間近くも要したようだが、846mという高さを自分の足で登った事実がそこにはある。
どんなチャリダーよりも時間がかかった。ままちゃりよりも遅かった。
休憩もおおいからしゃぁないかと自分でいい訳するのも、また楽しい。
押すこともなく登れた事が、何かに繋がる気がする。
押してもいいから登ろう。そう、思っていたのは今朝までのこと。
押さずに登ったぜぇ。何十回も小休止とったけど…。でも、いーの、走りきったから!!

ファミリーマート箱根峠店には、さっきのままちゃりだー親子がいた。
随分前に到着していたのだろう。すでに昼飯を済ませ、出発するところだった。
さて、しばし停滞としよう…。(13:30)

メールで、各人に箱根制覇の気合を告げる。
少しのタイムラグをおいて、パラパラと返事が入る。
何故か、メールをしていない者から「今どこ」メールが入ったりするから不思議だ。
「箱根のぼったぞ。おりゃぁぁぁぁ。」とメール。気合が伝わるだろうか。
陽が出たり陰ったりの箱根。
ファミリーマートでアイスを買って食う。
車の動き、ライダーの顔、歩く人の景色それぞれをぼーっと眺める。
チャリは箱根峠の信号の下に置き、少しふらつく。
ファミリーマートのトイレを借りに行くも、少し混んでいる。
登りであれほど出会ったチャリダーが、午後は一人として登ってくることもない…。
さて、チャリを置いたまま1時間以上が過ぎる。
先の地図を見ることもなく、先の景色を望むこともなく、ただ、ただ、時間が過ぎる…。
実はここから、今回の旅の第2部が始まるのだ。


第2部>>>出会い。

「あと4キロっス。もうちょいかな。」14:06メールが入る。
誰あろう、九州で出会った大阪チャリダー潤氏である。
通常の(私を通常と考えると)3倍以上のスピードで後を追ってきたのだ。
あと、4キロ…。
私の後をのぼってきたチャリダーは、今のところいない…。
だから、自分チャリダーは一人寂しくぽつんである…。
コーヒーを飲みながら、箱根の変わり行く空を見上げる。雲がかかったり晴れたり…。
自分が登ってきた道を望める場所に座る。最終コーナーと、最終ストレート。
なにやら、でかい羽ありのような虫が飛ぶ。
そして、腕に止まる。デコピン。吹き飛び、ぴくぴく…。
奴等と戯れる数分。トラックが路肩に止まり自分の視界を遮る…。むぅ。
しゃぁないなぁ。トラックのさらに前に座り込む。
さて、潤氏はいつあのコーナーを曲がって来るか…。
九州は志布志で出会った彼を、はるか1000km以上も離れた峠の頂上で待つ。

020505_272待つ時間、自分が登ってきた姿が過る。
「彼の脚力ならグイグイ登るだろうなぁ…。」
「今、あそこら辺のコーナーかなぁ」…と想像する。
少し、空を見上げた後だったか…。
遠く、コーナーの向こうに、タオルの白さが見えた。
「き、来たか!?」
時間を忘れた瞬間。
次の瞬間、おもわず立ち上がり…
次の瞬間、電池切れのデジカメで彼の姿を撮り…
次の瞬間、峠の頂上を指差し…
次の瞬間、彼がここに来た事を自覚する。

「あれぇ、こんなところで何やってるのぉ~」
二人は再会を祝し、峠に自分達のチャリを並べ、写真を撮った。
事前にメールで調整しある程度は必然ではあった。しかし、偶然よりも偶然のように感じられた。
九州での彼の姿がよみがえる。

はぁ、この語りもしばし疲れる。
ファミマーで買い出し。コーヒーとウーロン茶で乾杯。
時間は2時半を回るか…。
「いやぁ、チャリダー会いませんでしたよぉ。」
「俺も、重装のチャリダーに会わなくてさぁ。結構悲しかったよ…。」
チャリにサイドバック、テント、寝袋、食料と持ち、走るものが予想よりも少なかった。
確かに、日本のメインルート、国道1号線。
どこに行ってもコンビニはあるしで食にはこまらない。
旧東海道だけに、宿は各地に点在している。
寝床を駅にしてしまえば、寝袋一つでどこへでも行ける。
レーサーや、軽装なチャリダー、MTBはそこそこ見られた。
しかし、自分のように、「衣・食・住」と共に移動するチャリダーはいなかった…。
簡単に言うと、前にも後ろにも荷物満載チャリダーは俺くらいだった…。
いや、俺と潤氏だけか…。

二人は、自分達の行程と、自分達の自転車と、自分達の話しに夢中になった。
「フジサン見えへんでしたわぁ…」ポツリと潤氏。
「そうか、目的はフジサンだったねぇ。一昨日あたりは、清水からよく見えたけどねぇ…」
「ここでは、まったく何も見えない…」
「道の駅まで下りようか…。方角的に見えるかも…。」
先のことを考えずに話し続けると陽が沈みそうだったので次のポイントへ移動することにする。
チャリにまたがり、ふたり、一気に下る。
「道の駅・箱根峠」下ること……す、数秒…。ひとつ、カーブを曲がったらあった。
車多く、人も多い。突入し、芦の湖を望む位置にちゃりを止める。
「フジサンかすかに見えますねぇ…。」
「う~~~~ん。カスカだなぁ…。」
芦の湖、駒ヶ岳はクッキリ雲が晴れよく見える。
遠くの富士は山と雲の間に、あの頭を出していた。
今日は、箱根か、小田原か…。キャンプ地を考える。
あ、合流後ふたりでキャンプするのは事前のメールで決めていた。
はてさて、場所はどうしよう。そろそろ4時になっちゃうなぁ。
次の行動に移ろうとした雰囲気の中、一人のチャリダーが僕らの前に不意に現れた…。

>>>第3部 meet with

不意に我々の目の前に現れたチャリダー一人。
「小田原から登ってきたんですかぁ?」
三島側よりも数倍きついという小田原側から登ってきたのか、僕は彼の来た方向を見ていない。
・・・。マウンテンバイクの彼、チャリを降り俺らに歩み寄る。

「ワタシハ、カンコジンデェス。I can't speak japanease…」

020505_273目を見合わせるふたり。日本語ではない言葉の応酬に、困惑。
「わかりますぅ?」
「I can't speak english…」
(ここら辺から、英語が入るが、自分の英語力による為スペルミスばりばりの可能性大である。ご容赦を)
「what's this lake is name?」
「ん?レイク?え~~と、あ、湖だ。湖の名前!」
「あぁ~~あぁ~~ this lake "アシノコ"」
「ん~ふ~~~~。アシノコ~。」
と、こんな会話がしばし続くが、書くのはちと辛い気がするのでまとめると…。
彼は、韓国プサンからフェリーで下関に渡って、R2、R1を走ってきたらしい。
あ~で~、「トキョー、センダイ、アオモリ、アキタ、ニイガタ、シモノセキ…」
で1周するらしい。
見せられた地図は、A4くらいの日本地図。韓国語で地名が書かれている。
あとでわかる事だが、これはhigh schoolの教科書の一部らしい。
自分達も使っただろう。地理の授業に使う、地図帳。温度分布などが書かれているあれである。
まさにそれ。道はハッキリ書かれていない。日本地図である。

自転車はもちろん韓国製。ハングル文字の防犯登録?
何故か、後ろサイドにカゴが付いている。カゴには何故かホースが入っているのが見えた。
「what's this hose??」←絶対変な英語 :(このホースはなんじゃい?)
「shower!!」(シャワーだよ~ん)
「ほへ?」
どうやら、水道の蛇口につないでシャワーに使うらしい。
「ほぉ。韓国人の考える事はすごいのぉ…。」

ふたりして、関心やらあきれるやら…。

まぁ、あんまし長居しててもあれだから、三人で写真を撮って別れることにした。
われらも、早めにキャンプに移行しないといけないし。
彼のカメラはペンタックス製。見るものをいちいちチェックしてしまう…。
彼と握手を交わし彼は先に下っていった。

「へぇ、いるもんやなぁ…。」
まだ、すこし関心、すこしあきれるふたり…。

韓国から渡ってきて、日本語もろくに出来ずに、道路も載っていない地図で走って来た彼。
細かな地図を持ち、少しでも間違えると「道に迷った」と慌てる自分達には想像できない…。
彼と別れてから、先の行程を少し心配してしまう。

自分らも、キャンプ地を求めるべく、地図を見ながら考える。
芦の湖湖畔から、東海道の旧道を走る。箱根湯本付近で本道と合流するが、それまでの距離は随分と短い。
本道を走るよりも、ショートカットできる上に、芦の湖からのアップも少ないという。
(ママチャリダー親子の証言である)
それでとりあえず降りることになった。
道の駅から、芦の湖湖畔までどうやら渋滞している様子。
車の脇をするりするりと走るも、なかなか道幅も狭い…。湖畔まで降りると人が多い…。
車道は車、歩道は人があふれる…。
旧道の入口を探す…。バスターミナルで一時ストップ、地図を見る。
しっかし、人の多さにあ然。そして、騒々しい。

…と、後ろからさっきの韓国チャリダーがやってきた。
(チャリダーというよりも冒険家に近い気もするが…)

予想通り、道がわからんらしい。
「Rute1 ???」
とりあえず1国を探しているらしい。
「time limitte(タイムリミットが迫っている)」
「I don't know japanease」(私日本を知らない~)」
…どうやら、暗くなってはキャンプ地を探せない。
そろそろ陽が落ちる。キャンプ地を探して、一緒にキャンプしようと言っているらしい。
「あぁ~~~。OK。OK」いまいち理解不能の英語になんとなく同意してしまう二人であった。。
では、どっちに行けばキャンプ地があるものか…。
「Your look for..」(君たちが探してくれ)
「fast! fast!!」(腕時計を指差し、なにやらあおってくる)
「おっけー。レッツ、スタ~ト...」
とりあえず、こっちかなぁと思える方向に進む。私はかなり不安…。
杉並木。あまり、観光をしているとい雰囲気ではない。
少し行くと、1国と合流。すこし登る。ここに来て、登るとは…。汗だく。
道が分岐。旧東海道と思われる県道が現れた。ふぅ、一安心。
「お、こっちだ、こっち、こっち。」
また少し登る…。ふぅ、ふぅ。すでに汗だく。

道の先には、箱根なのに「どさんこラーメン」。
と、先頭を走る韓国チャリダーが最後尾の俺の視界から消えた。
「ここにしようと言ってますよぉ。」
そこは、「箱根の森・駐車場」車数台分の駐車場。トイレ付きであった。
陽も落ちかけている。まぁ、今日はここでもいいか。と、みんなの意見が一致。
さて、そうと決まればさっさとテントを立ててしまおう。時間もないし、韓国チャリダーがあおる、あおる!
何気なく、ラーメン屋のおやじ登場。
「ここにテント張ると怒られるよぉ。」
えぇぇ。どうやら誰かが入口を閉めに来て、追い出されるらしい。
合わせてラーメン屋おばさん登場。
「この上だったらいいんじゃない?係りの人にも見つからないし。」
駐車場少し中に入ると東屋もあり広場もあった。
これが「箱根の森」だろう。最初から看板を見てくればよかったよ…。
水もラーメン屋からもらって非常に助かった。
あとは風呂か。
韓国チャリダー(いい加減以後、「ちーさん」とする)が例のホースをもってシャワーに行くと言い出した。
おっと、それなら近くに温泉があるんじゃないか?
ラーメン屋のおばちゃんは上の方を指差し、「あそこで日帰り入浴あるわよ」と教えてくれた。
ロープでのシャワーも興味があったが、流石に旅の終わりの俺ら。風呂に入りたい。
裏道も案内してくれるおばちゃん。細い山道。どうやら、旧東海道らしい。
「あたし達が子供の頃はね、ここの道を歩いて小田原の学校まで毎日通ったのよ…。毎日ねぇ。」
「old day. this root is root1…」(昔ここは国道1号だったんだって)
…と、これはどうも通じなかったらしい。非力な英語…。
ホテルラクーン。日帰り入浴1,050円。ちーさんの分は、二人で出し合った。

久々の風呂。東海道には意外に風呂が無くベタベタのままだった…。
露天風呂もあって俺的には大満足。ちと、値段は高かったがな…。
ホテルの手洗い場で、「this water is eating ok?」(この水飲める?)と、ちーさん。
「おっけ~おっけ~」
日本ならほとんどの場所で上下水道が整備されている。飲料水の心配など心配はない。
そんなことも知らないのか…。ふと、感じる…。

風呂を出てテントサイトに戻り、次は飯だ。
俺と潤氏は、最終日も同然。食料は食い尽くすべく、ありったけの食料を出す。
パスタが丁度3人分。(おいおい、知っていたかのようだな)
かけるものもある。インスタントライスが3人分。
朝もあるので、今晩はパスタ。米は明日。
ちーさんから、ウイスキーが出てきた。
「おっとっとぉ。」
祝宴始まる。チャリダー生活始まって以来の大宴会であった。
「カンパ~~~イ♪」
いつも一人だったから、それは時間を忘れてしまうというものだ。
パスタメインで、ありったけの残飯整理。
俺は、ソーセージが2本、ハンバーグみたいなハム。
ちーさんは、キムチ(本場!)に酒のつまみのひもの。
潤氏は…あ~メインのパスタに、味噌汁にかな。
キムチは辛くて俺には駄目だぁ~~~。潤氏はうまいと食っていたけれど…。
メモ帳片手、CASSIOPEIA片手(英語辞書が入っているのだ)で、怪しい英語と共に会話する。
「山が好きだ。草が好きだ。木が好きだ。花が好きだ。だから日本に来た」
ち~さんはそう言う。
「last year Korea ...(去年は韓国を1周したらしい)」
「next year Silkroad ...(来年はシルクロードを走る)」
いまいち理解するのに時間がかかる俺ら…。
「tomorrow. we are going to bookstore, buy english book.
(俺ら二人(俺と潤氏)は、小田原に下りたら本屋に行く。そして、英語の本を買う)」
英語力の無さを痛感し、コミュニケーション取れない自分らを嘆く。
「I buy Japanease.(私は日本語の本を買うよ)」
そんなズレズレなコミュニケーションでも、3人の談笑は夜遅くまで続いた。

夜中、道路を爆走する車の音が響く中、空を見上げて、「韓国と日本」を改めて考えていた。
僕にとってなかなか眠れぬ夜となった。ウイスキーが入っていたからかもしれないが…。


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