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2015/05/16

春の東海道・蓬莱橋を行く 【中編】

2015年4月26日(日)

前編からの続き・・・。

Img_8624トイレから出ると、改札前でとまどう潤氏を発見。
「おはようございます!」
再開を祝した挨拶は、ごく単純だがとてもスッキリした発声であった。

潤氏を西口の日蔭の下へ案内する。
彼は、日蔭のもとでチャリを組むわけであるが、私は眺めているだけだ。
一方的に今日の計画を話しながら、一応 プランニングらしきものを示す。
しかし、地図は随分古いツーリングマップルしかないのである。このとき、潤氏から数枚の裏紙が示された。
いけない、会社の仕事紙を使ってコピーされた 東海道の街道ガイドマップのようだった。
”訂正するが、「会社の」ではなく、「組合の」だそうで、しかも自分で作った用紙であった。”
さすが潤氏、ぬかりなし。時間がないのに、よくぞそこまで。
私は、昨日の夜に着いた時にホテルのロビーのパンフレットをあさった程度。当然、掛川周辺の案内しか見当たらなかった。
その街道マップには、旧東海道の道筋が記されているようで、ツーリングマップルではわからない分岐が書いてあるようだ。
ツーリングマップルでは、掛川から日坂宿、菊川、金谷を抜けて、蓬莱橋、島田宿、藤枝宿、宇津ノ谷峠、静岡、三保の松原、清水、薩垂峠の流れが確認できる程度。

一部の情報は、潤氏のガイドマップに頼りそうである。

9時近くになり、さてそろそろ出発しないと…。潤氏のチャリも組みあがる。
同じツーリングマスターなのだが、いつもながら随分と仕様が異なる。
ブレーキは、前カンチ・後Vブレーキだし、チェンジはグリップのSTIレバーと全く雰囲気が違う。同じなのはフレームくらいなものか…。
同じツーリングマスターの異なる仕様の2台で記念写真を撮る。2つのカメラで記念写真を撮るが、「あ、もう1枚」「おっと、もう1回…」何枚撮るのか…。
駅前のすぐそこにあるローソンで買い出し。ドリンクと、プチ行動食を買っておこう。チョコレートとかは、定番ですね。
Img_8636掛川駅前をまっすぐに駅から離れ、まずは掛川城を見ていこう。ここは、掛川の街、掛川城下町である。
日曜の9時であり、車は少なく走りやすい。あっという間に掛川城。さっそくの記念撮影。
この掛川城、確かこの目の前の駐車場の軒先で野宿した気がする。いつだっただろうか。東京から小豆島に向かう正月の頃だったろうか。
今なら、選ばないこんな街中でよく野宿なんてしたもんだと、当時の自分に言ってやりたい。
過去の旅日記を読み返してみようかな。

そんな話をしながら、潤氏と先を急ごう。いや、ホントに急いでいるのか…。
掛川城の大手門を通り、少しづつ掛川の街から離れていく。
しかし随分と適当に走っている…。先が思いやられる。新幹線沿いの道に出た。さすがに新幹線を越えると行き過ぎなので、線路沿いに静岡方面に行こう。
走っていると、潤氏がネジが緩んだとかで途中ストップしていたが、適当にフラフラ走っていく。
私は、何故か原付のおじさんに声をかけられ、「国道1号線はこっちでいいの?」と聞かれる。
『まぁ、この道を行けば多分大丈夫ですよ…』と、まったく今思えば根拠のない案内をしていた。ま、結論的には「←国道1号線」の案内看板が出たので原付のおじさんはそっちに行けたようだが…。だが、私はほとんど関係なく、まっすぐ走っていて 潤氏に引き留められる。「このまままっすぐ行くと全然違う方向に行っちゃいますよ。」と。
あらら、ホントだ。
じゃぁ、この辺の道を中に入りましょうか…と、これまた随分と適当に脇道に入る。
そんな道も、T字路にブチあたり、まぁ右だな…と。そんな感じで走っていた道が、雰囲気的に旧東海道っぽいと直感的に感じる二人。
『旧道っぽいね。』「ですね、ほら郵便局あります。旧街道には郵便局があるものなんですよ。」と、プチコメ。
そんな感じで走っていると、「東海道」の文字。やったね。
しばらくで、国道1号線と合流した。ちいさなお地蔵さまがそこの角にはあった。

Img_8643「ここからしばらくは、1号線を行きますね。途中で、日坂宿に分岐しますよ。」
街中のプラプラから、やっとツーリングっぽくなってきたかな。国道1号線をのんびりと行く。
交通量はそこそこあるので、のんびりとは行かないけれど…。
しばらく行ったところで、日坂宿との分岐点。表示もちゃんとあるから迷うことはなかった。
1.5車線程度の旧道っぽい雰囲気だが、集落の中を抜けていくだけ…いくつか、旧家が散見。それぞれに屋号がついている。
中にはリフォームした現代風の家もチラホラ。それでも、屋号をつけいている家もある。う~ん、もう少し町並み全体でやってほしいなぁ…。
そんな中の一番大きめの家の前でストップ。トイレ休憩と、家の中を見学できた。あぁ、古いおうち。いい味が出てます。
とありあえず、天気がよすぎて暑くなってきた。上着を脱ごう。Tシャツ1枚!!
しかし、スタートしたばかりで先は長い…こんなにのんびりで大丈夫なのか!?

Img_8647日坂の宿を後に、さくさくと進んでいこう。日坂宿本陣の公園をパスして、道端で遊んでいる子供に「バイバ~イ」と手を振ると「バイバイしてくれた~♪」と子供の声に少しだけパワーをもらった。
宿場を過ぎて、片側1車線の普通の道路に出た。頭上を、高架道路が走る。バイパスだろうか、東名高速だろうか…。頭上を見上げる。ふぅ。
片側1車線道路は、ほとんど交通量がない。なんとなく流れで走っていると、潤氏が再び引き留める。「多分、旧道はさっきの分岐を登りますね。」
…?さっきの分岐?そんなものあっただろうか、私の視界には入っていなかったが、Uターン…言われるがまま…。
何も疑うことはなく、私はふらふらと走る。分岐…、小さな分岐を曲がる。ちょい登り…いや、チョイかな…。
高架道路の下を登っていく…これって、そうなのか?しかも、結構な坂道だが、何でもない道であるような気も…。
Img_8652間違いであってほしかったが、それはなかった。ちょっと登ったところに、東海道の看板。
え、え~~~。これで正解なのかよ…
しかも、目の前に見えている坂は尋常ではない…。いや、これあまり見たことない勾配っす…。

た、助けてくれ~~。

ギアをいきなりスーパーローに入れても、多分ダメそうな感じだが、やっぱり数回まわして駄目だとおもった。こ、コケる…。
潤氏からも悲鳴があがる、こ、これはキツイ~~~。諦めて押し歩き…。それでもキツイ。
1車線程度で、うねりながら急激に登る劇坂。登って曲がった先にまだまだ先はあるという絶望感…。折れる…、折れてる…。
後半戦、潤氏はペダリングでグイグイと登って行ったが、私は気力なく…意気消沈。ぷふぁ~~~。
あ、汗がポタポタと落ちる…。
Img_8662登っていくと民家の間を抜けていく…こんな所に住んでいる人いるのだろうか…。いや、いるのか…。
登りきった!かな。人の家の前だ…。ちょっと軽めにこいで行こう…、まだ坂あるし…折れるなぁ。
東海道の難所は箱根じゃなかったのだろうか!これは、何だ!?

視界が開け、一面のお茶畑が広がっていた。

高架道路がはるか下界じゃないか!!叫ぶ!叫ばせてくれ!!うぉ~~こんなに登らされたのか~~!!
ここは、お茶畑御茶畑山の尾根をゆるゆると行く。後ろから自転車でやってくる人もいる。
あの坂を上ってきたのか…。すげぇ。。。
お茶畑の真ん中にある神社で、ご挨拶。「つ、疲れたっす。」

さすが、静岡だぁ、、、お茶畑だよなぁ。。。
茶畑の中を抜けていくと、「佐夜の一里塚」を通過していく。写真とってこ。
Img_8675尾根の途中、峠の茶屋の生き残りで 休憩。みずあめ100円なめて糖分補給。
最初はスルーしようとしたが、休憩しちゃおう!…いや、休憩させて下さい…。
あぁ、なんだかヘタれだなぁ。

次々とサイクリストがやってくる。サイクリストの聖地か…。年齢層は非常に高い。

そういや、あの人、さっき掛川駅で自転車組み立てた人じゃないかなぁ。

あぁ、まったり座ってあめなめているけど、もう先に行くしかないよね。

まだまだ先は長いのだが、どうなることやら実に心配である。

スタートしてから、12km程度しか走っていない事実は記録として残るのみである。

・・・・つづく


合わせて潤氏の旅日記もお楽しみください!!
「旅立ち・序章編」 | 「ポタリング前編」  | 「ポタリング後編」 |

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