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2015/05/31

春の東海道・蓬莱橋を行く 【後編】

2015年4月26日(日)

 前編中編 からのつづき・・・。

スタートしてもう10時を過ぎ、あれ11時も近い…。
このペースは実に遅い…。予定通りではなさすぎる。

Img_8686東海道ツーリング、予定では最初のポイントは「日坂宿」その次は「蓬莱橋」だったが、予想外の”激坂茶畑峠”にかなり消耗している。うぅ、何事も事前調査は大事だが、ここまで予想外とは…。
佐夜の中山峠…と、呼ぶらしいこのエリア、実にこの今ままで知らなかった。いや、走ったから知ったのだ。

まぁ、先を急ぐ旅でもないし、よしとしよう。

峠の茶屋で、100円の水あめで糖分補給した我々は、慌てて食べると歯の裏に張り付く飴に苦戦しながらも、”先を急ぐ”ことで合意した。
気持ちだけは、焦っていたが、水あめは思うようには溶けてくれない。
慌てるなということなのか、今思えば、「慌てず水あめのように」走ることが大事だったのかもしれない。

峠のお茶屋にいる、店の女将は おしゃべり好きなのか、やってくるサイクリストに片っ端から声をかける。
前の女将は104歳までやっていたので、それを引き継いだそうだが、そんな女将もずいぶんな方だ。

峠の茶屋脇には、寺があるがそこはスルー。先を急ぐわれわれには、お寺をゆっくり見ている余裕は無いのだ…。

道は一本道。一気に下り坂になるが、これまた激坂…。
久々に恐怖を感じる…。視界はよく、まっすぐ下れるが、とてもノーブレーキでは下れそうにない…。

しかし、このあたりは山の斜面一面がお茶畑だ。
潤氏が、快調に下っていく~~あ~~れ~~~。

一気に下ると、普通の道に出た。
さて、すでに私の持つツーリングマップルでは役に立たなくなっている。
どっちに行くのだろうか…。
ただ、目の前の集落の脇から、どうも観光客っぽい人たちが歩いて出てきた…。
あっちの集落方面が旧道なのではないだろうか…。
そして、そこにはまたしても山肌がみえる…あれを越えないといけない方向だ…。

菊川の石畳がそこにはあった…。あるのは知っていた。
旧道として、箱根などにもある石畳。私はてっきり、中山峠をあんだけの旧坂で登ったのだから、菊川の石畳は下りだろうと思い込んでいた。いや、思いたかったのだが、そんなことは無かった…。

菊川坂と書かれた石畳の脇をゆく車道。九十九折ではあるが、ここは走れそうだ。
またもやローギアになって、登っていく。
潤氏は、どうやら石畳を登っていくようだ。
すぐそこで道は合流したので、一緒にゆっくり登っていく…。
「予想外だ~~」とお互いこぼしながら…。

すでに、敗北感いっぱいである。

Dsc_1097見上げる道の先には、空が見える…あぁ、あのあたりがピークだろうな…と思いながらも走る。
昔の人は歩いて登る。この空を見上げただろうか。

登った先は、少しだけ開けていた。
ログハウス風のお店もあった…悩む、もうお昼にしようか。
予定では、宇津ノ谷峠で昼にしようと思っていたのだが、遥か先である。

珈琲と雑貨の店でお昼としよう。もう11時を回っている。
ログハウス風のお店の中は、先客がいた。どうやら常連さんのようだ。
窓際の席を案内され、出されたお水を飲み干す。ぷはぁ~~。水がうまい!!

選べるメニューは少なかったが、お米が食べたかったので山菜ピラフにする。
途中、巨大な蜂がどこからともなく進入するハプニングがあったが、無事であった。
デザートセットでほっこりして、もう、これは終わった感じたっぷり。

Img_8694先を急ぐ事も無い、目的地は遠くのさった峠。
これは行けないだろうと、潤氏と共に思っていた。あとは、いつ切り出すかだけだったわけだが、ポロリと口に出したのがどっちだったか、もう合意はできていた。
いつもの事だが、「まぁ、ゆっくり行きましょう。」となった。
お店のエアコンが心地よいが、さらに先行くツーリングを楽しもう。
丁度、12時。まだまだ日は高いが、すでに目的は達してしまったのか…。いや、まだ蓬莱橋も残っているじゃないか!

店から出たところで、金谷の石畳を発見する。
あぁ、これが下り坂なのね。自転車を降りて押していこう。
ガタガタである上に、石ころ下り坂は転びそうだ…。ハイヒールではきついだろう。
潤氏のビンディング用シューズはさらに、金具があたってつらそうだ…。
下りきったあたりで、お茶屋がおされ~。お茶屋でだんご~と思ったが、そんな雰囲気でなかった。
こんなおされなお茶屋あったかなあ…。

金谷の町に一気に下り、新金谷の駅に出ることにする。もうすぐ蓬莱橋だ。
新金谷といえば、SLの大井川鉄道の駅だが、今日はSLおらず。すでに、どこかで走っているかな…。
車庫にSLあったので、記念撮影。…にしても、藤が綺麗だな。そういや、富士山…。

Img_8708浜金谷駅から、大井川沿いを下流に向かっていく。
蓬莱橋は大井川にかかった橋なので、大井川を下ればいいわけです。川沿いなので楽チン。
・・・と、思っていたら、案外きつい…。

楽チンと思っていたからこそ、きついのかもしれないが、ダラダラ上り坂が…。川沿いなのになぜ、と愚痴る。
県道を行くと、丘の上に出た。そこは、一面のおお茶畑。

「おぉ、これはすごいですね…。」
『爽快なお茶の世界だねぇ。』

緩やかな道と、かすかなお茶のにおい(多分してない)に、人知れず興奮してしまう。
あぁ、少しは上ってきてよかったな。
「←蓬莱橋」の看板を発見し、お茶畑とはお別れし、ここから一気に下る。結構道が悪いけど随分と下るなぁ。
「み、見えてきました!蓬莱橋!!長い!!」

木造の橋としてとても長い蓬莱橋。しかし、こんな感じでは観光専用だね。

Img_8753蓬莱橋は、自転車を押して歩く。
風が強いので、下手したら落ちそうだ…。気を抜いたら、チャリが落ちる…。
とりあえず、記念写真撮ろうとしたら、チャリがこけたぞ。

対岸で、お金を払うシステム。100円也。
多分、普通の人はお茶畑方面からは来ないのだな。まぁ、何も無いしな。
蓬莱橋を渡った時点ですでに、2時…。お昼ごはんからまだ10kmしか走ってない…。おいおい!!

島田の町を抜けて。。。と、何だか変なおいちゃんに(多分自転車屋さん)つかまり、団子買うならあっちだ!と逆方向を示される。
少しだけ戻っての清水やさんだが、向かい風がすごい。逆にこれなら、ここから先は猛烈な追い風か。

島田の町で14時とは、予想外…。とりあえず、清水やで買うもの買って国道1号線をひた走ろう。
予想通りの追い風だが、車と信号が多いので注意注意。それでも、これまでのノンビリはどこへ!?30km/hで走るぜ。
途中、国道1号線は大渋滞だったが、自転車はその脇を回避していく。どうやら、藤祭りがあったらしい。そういや、富士山…。

おやつ時の3時。丁度、岡部宿に到着。
Img_8813001本陣跡の広場で休憩。清水やで買った、団子・・・でなくて、饅頭を食べよう!もぐもぐ。うまい!
しかし、二人とも何だか元気なかった。いまいち。

岡部からは、当初、お昼にしようとしていた宇津ノ谷峠を越える。おいおい、どんだけ、予定はずすかなぁ…。
さて、ギアをローにするつもりで、旧道を行こう。しょうがない…。
なんだか、旧道はけたたましい音を上げるバイクが行ったり来たりしている。意味わからん。
ゆっくり上がっていくと、右手に国道1号の現在のバイパス道路を眼下に見る。ほぉ、下なのか。あんなに。
旧東海道の看板と共に、タイル張りのわき道に入る。登りはきついが、ここまでくれば!
見えた、大正時代のトンネル!
トンネル内はひんやりして、薄暗い。水でも浸みて、背中にポタリとでも落ちたらヒョエ~って感じである。
薄気味悪いトンネルをさっさと抜けてしまおう…。
ここ、宇津ノ谷峠は、明治、大正、昭和、平成、あと平安時代とそれぞれの時代ごとの道が残っているという珍しさ。
峠を越えた先では駐車場があり、なぜか黄色レンジャーがソロでいたが、何だろうか…。意味わからん。

Img_8818小さな雰囲気ある集落を抜けて、大きなバイパスと交差する。
国道1号線は、すさまじく巨大だ…。平成の道は恐るべし。
少し先を、また分岐して 旧道を行き丸子の宿。ちびまる子発祥の地、では無いだろう。でも、まる子も確か静岡は清水。もしかしたら関係あるのか!?
しかし、歴史は丸子の宿の方が圧倒的である。かやぶき屋根の丁子屋がひときわ目を引く。とろろ…。
まだ、晩御飯には少し早いが、もう4時過ぎ。あとは、静岡駅を目指すだけだ。

国道1号を走ればあっという間かもしれないが、そこから逸れて歴史の時間をさかのぼる。
そうしているうちに、記録絵図をバシバシ撮っていると、今になる。

静岡駅で、潤氏と共にチャリをばらし、駅ナカで海鮮丼を食べて乾杯した。

「敗北の乾杯!!」

潤氏!いつも、付き合ってくれてありがとう!
今度は、関西圏に行くぞ!(と、言って実現したことがあるだろうか!?)


走行距離:57.43km
平均速度:15.1km/h (そんなに遅くない…)
走行時間:3時間47分

そういや、富士山…。


合わせて同行者!潤氏の旅日記もお楽しみください!!

「旅立ち・序章編」 | 「ポタリング前編」  | 「ポタリング後編」 |


ルートラボのGPSログはこちら。

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コメント

K氏様。こんばんは。

春の東海道お疲れ様でした。
しかし、後半の内容が凝縮されてますね。
当初の目的さった峠に行けなかったのは勿論。
富士山を見れずじまいだったのが悔しいですね。
また再度チャレンジしたいです。

さて、関西ツーリングですが、いつでもお待ちしておりますよ(笑)

投稿: JUN300 | 2015/06/01 00:04

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