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2013/01/15

激坂 明神峠、三国峠を自転車で行く!

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御殿場から明神峠、三国峠を越えて山中湖へ抜けてきました。

晴天のもと、富士山を望みながら走るツーリングは、実は ヤビツ峠をはるかに越える激坂でした。


2013年1月12日日曜日。
昨日も天気はよかったが、今朝も天気はいい。
こんなに天気がいいんだから、是非とも出かけたいものだなぁ。先週は、奥武蔵グリーンラインを走ってみたれども、今度はどこにしようか…南か、北か、東か、西か。
風は穏やかな予報。ネットで少し調べてみる。どこにしようか…。
そういや、自分のブログの最もアクセスされている記事が「ヤビツ峠」なんだよな。それなのに、大した事書いていないのでちょっと反省してしまうな。書き換えるネタや、写真を撮りに行くのもいいな。

Googleマップでヤビツ峠周辺を見てみる。あの時は、小田急線で伊勢原まで輪行したんだっけなぁ。でも、最寄りだったら秦野駅だ。あぁそーいや、ヤビツ峠から富士山が見えたよなぁ。曇っていて残念だったけど。

富士山かぁ。
気分が富士山に向いてきた。ヤビツ峠から富士山に抜けるルートもある。でも、やるなら始めてのルートを走りたくなってくる。なんとも、当初の目的(ブログの最多アクセスキーワード「ヤビツ峠」の補足)を完全に忘れている。
あぁ、そーいや駿河湾側からの富士山はよく見るけど、まだ近くからはないなぁ。よーし、山中湖とか河口湖辺りにするか。

…と、言うことで即興で計画が、練られた。ポカポカな土曜日の午後である。では、早めに寝ておこう。おやすみなさい。(-_-)zzz

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朝の始発電車近くに乗って、また出かけよう。
朝六時過ぎの新宿駅。小田急線は丹沢辺りの山登りに行く人だろう、小さなデイバックを背負った人が目立つ。券売機で、特急あさぎり号の切符を購入。空席紹介から購入メニューに行けないのは疑問であるけど。
駅のホーム上では、自動販売機や、キオスクの準備などて、台車引いた人が目立つ。点字ブロックがやっかいそうだ。ガタガタ言って、モノが台車からいつか落ちるぞ。
0630頃、特急あさぎり号入線。人が乗ってるけど、ここまでは普通電車扱いかな。車内清掃の後に乗車。ガラガラです。
輪行袋も難なく最後部座席の後ろに置けました。
0645新宿駅を発車。高架線を走るあさぎり号に左手から朝日が当たります。今日も天気がよさそーだぞー。
始めのうちは、住宅街をトロトロ走っていたが線路が広くなった豪徳寺あたりからスピードアップ。多摩川を渡る辺りで、日の出が川面を輝かせている。あぁ、今日も天気は晴れてくれるようだ。空も青く澄んでいる。
特急あさぎり号は、はっきり言ってガラガラで空いている。チャリの輪行にはありがたいが。そんな車内で、朝ご飯。特急電車の中は、お弁当食べても違和感無いのに、普通電車だとマナー違反っぽくなるのは何故だろうなぁ。

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朝、コンビニで買ったおにぎりをパクパク。出発前に新宿駅で買いたかったが、お店は開いてなかった。
発車直前に、強引にレジ始めてたから一応、あさぎり号の発車に合わせたのかな。でも、まだキオスクは商品準備中ってかんじだったな。
秦野辺りで右手に山々が見えてくる。あの辺が、丹沢、ヤビツ峠か…今回はパスするけどね。
あさぎり号の進む目の前に富士山が見えてきました!
すんばらしい天気!富士山の全景がクッキリ見えます。
松田駅で小田急線からJR御殿場線に入る。一気に山深くなってくる。さぁてそろそろ、降りますよ。
終点御殿場の一つ前、駿河小山駅で下車。8時過ぎ。ホームに降り立つと、うぅ寒いっ!小川町よりずっと寒いんじゃ無いだろうか。ホームからは富士山が目の前に見えていい!しかもデカいなぁ。都内で、富士山が見えると嬉しくなるけど、目の前でこれだけ見えると尚嬉しい。

無人駅の駿河小山駅。駅前ターミナルの端っこで輪行袋を下ろし、組立を始めよう。最近、少しは手慣れてきたのだけど、やっぱり20分くらいはかかる。丁度、8時半組立完了!
駅前の観光案内所で、近所のマップでももらえるかと思ったが、まだ開いてない。この辺は、金太郎のエリアなのか、金太郎のモニュメントや看板が多い。看板、微妙に絵柄が怖い。

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では、出発します!駅前の静かな商店街を抜けていく。御殿場線を踏切で渡る。川も渡るが橋の名前が富士見橋。まさに、目の前に富士を見る富士見橋だ。橋を渡ってすぐにセブンイレブンがあり、そこで食料買い出し。ここから先は補給が期待できない。
あと、寒いから今回から投入の手袋しよ。
手袋は、前回の奥武蔵グリーンラインでの下りで、指が寒くてブレーキングに影響し、下るスピードすら遅くなってしまった為に買ってきた。一つ残念なのは、スマホがそのままでは操作できない事だ。スマホの操作ができる手袋もあるようだが、うーんまぁ、冬場でそう毎回使わないし良しとしよう。
セブンイレブンから商店街を抜けて小山役場を通過…ん!。早速、道を間違える。やっぱり。
セブンイレブンから少し進んだ先の川沿いを右折。金時公園の看板がある。県道147号山中湖小山線とある。あ、これだこれだ。家の間を抜けていく道だが、何だか箱根の旧道のような気配がある。勾配がきついのだ。走り出し早々で、体が暖まっていないのもあり、焦らずギアを落としてゆっくりと登ろう。住宅街を少し抜けて、県道は左折指示。ギャー上り坂…。いや、ずっと住宅街の中を抜けていたが、山道っぽい上り坂が登場だ。
家もなくなり、ひたすらに登っていく。道路は広く歩道も広く走りやすいのだけれども。延々の上りで汗ばんでくる。暑い。冬なのにー。
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焦らず、ギアはローに落としている。あと2~3枚は残っているけど。にしても、しんどい。まだ体が暖まっていないからだろうか、この前の奥武蔵グリーンラインの比じゃない。誰がこんな歩道使うんだよー。辛い。もう、いっそのこと帰ろうか…。諦め早っ!?
それでも、ペダルを回しているうちは進んで行くのだし。行くところまで…はふぅ。
登っていく坂の上に看板が見えて、工業団地の入口っぽいところで、少し勾配が緩みます。しかし、その先には上り坂が…
いや、暑い…暑いんだよ!
上着を脱ぎ、フロントバックに押し込む!水分補給用のポカリが、かなり冷えててうまい!よし行くぞっ!
横を走り抜けていく車も、エンジンが唸りを上げている。ローギアでグイグイ登っているのだろう。
巨大な発電所?か送電施設みたいなところの脇を抜けていく。このへんは、道も広いし少し勾配が緩いね。そして、目前に巨大な富士山が見えてくる。そして、平らな道だー。

真っ青な青空に、真っ白に雪化粧している富士山が美しい。
丁度1時間くらいなので、富士山を見ながら100円自販機脇で休憩。上野バス停の近所。
この自販機が、最後の水分補給ポイントとなる。あとは峠の先、山中湖まで何も無い。
この辺りは平地になっているので畑もあったりノンビリ雰囲気。標高は500m程度、するが小山駅が250m程度だったので、約250m登ってきた。

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上野バス停から、T字路を右折。「明神峠→」「山中湖→」の標識。何だか、かすかに向こうの山肌に道が見えるんだが、あれが明神峠だろうか・・・。どうやら、そうらしい。
「凍結のためチェーン装着」の看板。そんなもんねぇ。奥武蔵グリーンラインで慣れているのでそのまま直進する。
畑が広がる景色だが、段々畑になっているのが、まさに登り坂!
「山梨県境まで6.6km」の看板。え~っと、どこだろう。三国峠だろうか。つまり、6.6kmは登り続けるって事だ。親切極まりない看板である。
グイグイっと登って行く勾配・・・。S字コーナーで一気に登って行く、うがぁ~きついかもー。
私のチャリは、ランドナー車のツーリングマスターだが、マウンテンバイクのコンポを付けている。だから、軽く回せるギア比なのだが、そこは非力な自分エンジン。いくらギアが軽くても辛いわー。
ちなみに、ギア比は最大で、28-32Tである。(フロントはスギノ、リアはシマノDEORE LX)
と、メカうんちくをいくら言っても辛いぜ。時速は5km程度。歩いているのか!?
「山梨県境まで6.0km」の看板。え~~っと、まだ600mしか進んでないの~?
ただ、凄い勢いで登っているので、どんどん下界が小さくなってくる。景色に癒されて、少しだけ元気になってくる。・・・いや、気のせいか。しんどいっす。
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しかし、景色がいいと先の山肌にある道が気になる。まだまだ遠い・・・。泣ける。
クネクネ登って行く峠は、私の経験ではたやすい。しかし、クネクネがあまり無いところは、もう苦行である。先が見えるだけに、どこまでも続く登り坂。クネクネで勾配を緩くしてくれている努力が感じられない。この峠道はまさにそれ。苦行だ。わ、私をどこまで上り詰めさせようと言うのだ。答えてくれ!
そんな自問自答を繰り返しながら、目前に見えるは直線の登り。ほとんどの場合、真っ直ぐ登る坂はきついのだ。三角看板に勾配12%!ぎゃー
悲しいけど、これ現実なのよね。アハハハハハハ
勾配看板の前で記念写真。いや、写真を撮ってるのであって、休憩ではない。
遠くから、爆音が聞こえてくるが、下界にある富士スピードウェイで何かやっているらしい。
上野バス停から曲がって、めっきり交通量は減ったが(この先、民家が無いからだと思える)、爆音が聞こえるとバイクか、車が登ってくるのかと気を張る。しかし、登ってこない。富士スピードウェイの爆音だからだ。この先、ずっとこの爆音を遠くに聞きながら走り続ける。この雰囲気が、この峠に独特な空気を流す。う~ん。
それでも登るしか道は無い。いや、ペダルを回しているうちは進んでいると信じる。
遠くのアンテナを目印に登って行く。小さな目標を持ちながら。

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おぉ~クネクネコーナーだー。センターラインに凸部があってあんまりはみ出て走れないよ~。気持ち勾配は緩いかも。
しかし、そんなのは一瞬。ヘアピンコーナを登ると、再び激坂が目前に広がる。まさに箱根の旧道で味わった絶望感だー。あの時は、ほとんど押したっけ・・・。
ふっと、目を反らすと、すんばらしい景色が広がる。うぉ~登ってきてる~。
御殿場は、富士の裾野が広大に広がるエリア。ホントに広い。富士山もすばらしく、コブ(愛宕山)が特徴的だ。こちらかの富士山はこのように見えるのか。
写真を撮りながらの休憩だ。
延々に続くのかと思えるような登り坂。勾配表示も無いのでよくわからんが、きつい。
「山梨県境まで4.0km」進んでいるのは確かだ。
何かと写真を撮りながら登っている気がする。気のせいだろうか。いや、気のせいだ。
どこまでも続く登り坂。
 どこまでも見える登り坂。
  どこまでも回せない俺の筋力。
すいません。意味ありません。
高度が段々あがっているのを自覚しながら、富士山がハッキリ見ながら登って行く。見守られているかのように。真っ白に雪化粧した富士の肌には、神の召し物のようだ。

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そんな、意味不明な思考の私に、さらなる苦行が目前に広がってくる。
今までと違う路面が見えてくる。

 あ、あれは、、、

  よ、よく町中でみかける、、、

   恐怖の、坂道、激坂、恐怖の滑り止め舗装・・・。

コンクリート地の路面に、リング状の模様が広がる。まさに激坂の印。
ここまで、積雪や凍結路面はないのだが・・・。この舗装は凹む。富士山よ、厳しいお方ですね。
わかりましたよ。登りますよ!

もう、速度なんて歩いたほうが速いかもしれない速度です。時速5kmも出てないでしょう。
この激坂舗装路面は2~300mだろうか。少し勾配がゆるくなった所で振り向くと「下り勾配18%」!
にょー!
つまり「登り勾配18%」って事っすか!何で先に言わないの!
後の祭りである。
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さて、気を取り直して、路面は通常のアスファルトに戻るも、激坂は変わらない。
「山梨県境まで3.0km」・・・。まだ1kmしか進んでないのか。
四国お遍路で言うと、始めの「発心の道場(徳島県)」は、上野バス停付近までだろうか。
今、このエリアは、高知県「修行の道場」と言ったところか。
「山火事注意」の看板が見えてきた所にバス停。
まだ登り勾配の途中で「明神峠」に到着。標高は900m近く。丁度11時近い。スタートから2時間ちょい。ふぅ。
しかし、この峠何が悲しくて、普通に登り坂の途中なのか。あり得ない。峠の制覇感は皆無だ。
まっすぐに登って行く道。そして、数字は見えないが、勾配警告表示。
バス停に腰掛けて、少し休憩。ドーナツとチョコでエネルギー補給。ポカリは随分減っている。
今回は、結構汗だくで、帽子もびっちょり濡れている…。
景色はいいのだけどね。
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さて、次の愛媛県「菩提の道場」だ。
激坂と、理不尽な名ばかりな峠「明神峠」で煩悩を断ち切った私は、悟りの境地で登ります。
上り勾配は16%。すでに、「あぁ、そうですか」状態・・・。な訳ないっしょ!
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ここからは、ホントに無理をせずにマイペース。ゆっくり登って行く。道路も幅を使って。
何度か息を整えながら、登って行く。
今まで真っ青だった青空に、雲が流れてくる。遠くから流れてくる。
あぁ、富士山を隠さないでいてくれ~。でも、俺の体力が足りないのだと諦めもするよ~。
峠に登って、爽快な富士山の景色を見たいと思っていたので、雲の広がりがきになる。
しかし、薄い雲だ。太陽はまだ、自分に影を作る。
焦らず、登っていこう。

遠くに見える標識は、「神奈川県」の標識。あれ、まだ山梨県じゃないのか。
今までいたのが静岡県、そこから神奈川県に入った。
明神峠から30分程度。
少し、登りきった感がある。登山道の入り口もあるようで、車が止めてある。無人。
標高は1000mを超えた。そして、「山梨県境まで1.6km」。よし、見えてきたぞ^^。
ここから見える道は、比較的緩やかに見える。いけるぞ!
水分補給をして、いざ、出発!
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神奈川県側に入ると、山肌の裏側に入り日陰になる。富士山も見えない。
道路の隅には、残雪が残っている。走るのに影響は無いけども。
緩やかに登って行く、多分あの辺りが目指す三国峠か!と、目標が目視確認!完了。
そこそこの勾配だが、もう気分は楽。ゆっくりだが、確実に登って行く。

ついに、「山梨県 山中湖村」の看板を確認。
最後のひと踏ん張りだ~~~。

日陰から、太陽の光を浴びる三国峠のピークに到着。丁度お昼前。11時50分。
少し広く、車やマイクロバスが駐車してある。多分、登山者だろうね。
でも、あれ、富士山が見えない・・・。う~ん。展望はイマイチの峠だなぁ。
ツイッターに、到着報告をする。

こっからは、「涅槃の道場」(香川県)だ。あ、まだ続いてたんです、このネタ。
不生不滅の境地に達し、山を下ろう。上着を着て、手袋をする。防寒対策だ。

一気に加速する! おっしゃぁ~登った借りは返してもらうぜー。

そんないつもより高めのテンションとなった私の視界に広がったもの。
巨大な富士の姿と、下界に脈々と湛えた山中湖、そして遠くに広がる南アルプスの山脈だ。
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ふはぁ~~。

言葉にならない感動と溜息を吐く。

まさに、ツーリングの境地。

この瞬間のために、走っているようなものだ。私は。
 今までの激坂の苦痛を忘れ、路肩に止め景色に見入ってしまった。

峠の向こうとは、まったく異なる景色。
 肌色の草原が茂って、雪化粧の富士を優しく包む。

下界の山中湖畔には、所々に別荘の屋根がポツリポツリと、色を添える。
 富士山は、雲に隠れることなく、全景を目前にさらしている。キレイだ。。。

今回は、これで十分だと、感じたのだった。

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一応、次回に続く

この辺まで、走行距離は14km程度である。距離以上に充実感を感じたな。

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20xx年 プチ自転車ツーリング」カテゴリの記事

コメント

素晴らしい富士山ですね。
関西に住む私としては見れる環境が羨ましい。
また富士山付近を走りたい。

投稿: 潤 | 2013/01/15 07:54

ご訪問ありがとうございます!
本日(1/15)、本文記事を更新しました。

富士山は、色々な方角から、色々な姿か楽しめることが今回わかったよ。
今度は、どっちから行くか!
 走りましょう!

投稿: serena55 | 2013/01/15 22:40

こんばんは、初めまして。

「明神峠」の検索経由でたどり着きました。

友人から「明神峠はハードだよ」と聞かされ、
「ならば挑戦しなければ・・・」と思いリサーチしてました。

殆ど地元みたいな所に住んでいますが、
ロードバイクで行ったことが無いので、
雪が溶けたら挑戦する予定です。

記事はとても参考になりました。

投稿: macchan | 2014/02/10 18:47

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