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2013/01/14

奥武蔵グリーンラインを行く その3 【顔振峠】



ここまでの
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奥武蔵グリーンラインの最高地点、大野峠へ小川町駅のスタートから4時間近くかけてノンビリとやってきた。ここが最高地点なら、ここからはペースアップの下り基調のはず。お昼ごはんも求めて、気合でいこう。
地図を見て、ここから先を考える。
お腹も空いている。ご飯もどこかで食べたいなぁ。
定峰峠のような茶屋が途中にもあるようだが、どこに行けば。顔振峠にはあるとの事前情報がある。その前にあれば、それに越したことは無いんだけど。顔振峠でも、そんなに距離は無い。下りでペースアップしていけばあっという間のような気もする。
行きましょう!お昼ごはんを探して。レッツゴー!

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さすがに下り道。一気に加速するぞ。何もしなくても大丈夫!嬉しい!

一気に加速!
 どんどん加速!

車がほとんど通らないし、そこそこ見通しがよい!
 どんどん、か、加速!

見通しが悪いところはブレーキング!
 どんどん、か、か、加速~!!

ぎゃー。ゆ、指がー!
 寒くて動かねー!!!

うごごごごごごご。と、止まれ~。寒い~~~!
 指が凍える~~~。

下り始めて5分もたたず、下り坂の途中でまさかのストップ。
そう、私は手袋をしていないのだ。この木陰の中、気温が低くて寒い。下りでモロに寒風を受ける指は、凍えてしまった。ブレーキをかけるのにワンテンポ遅れ、しっかりとかけられない…。
脇の下に手を入れてこする!息を掛けて温める!
はぁ~ふぅ~~。寒い~~。こ、これだと下りは怖いなぁ・・・・。
何とか、手の感覚が戻ってきた辺りで再出発・・・。う~む。
う~~やっぱ寒い~。で、でも気合で乗り切るぞ~。
 自然と、下っているのにスピードを出すのが怖くなる。いざという時に止められる自信が無いのだ。なるべくゆっくりにしておきたい…。下り道なのに…。時速20キロ以上だすと怖い、寒い。
今度は、10分程度で開けたところに出てきた。少し登りだ。何故か安心する。ブレーキの心配は無用だからだろうか。
尾根沿いに行く奥武蔵グリーンラインだけに、大野峠が最高点だが少しアップダウンがあるようだ。登りに関しては、たかが知れてるけど・・・。
そして、見えてきました開けた場所が。刈場坂峠だ。

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おぉ、結構広い駐車場がある。そして、展望がすばらしーぞー。おぉ。ここは格別だ。
まさに関東平野が一望できるような感じがする。う~ん。ちょっと寒いけど。
大きなレンズをつけたカメラマンが何かを狙っている。でも、今日は不調だとかで車で帰ってしまった。ハイカーが近くの登山道から降りてきた。
まだほんの少ししか走ってないけど、さっきの感じだと下りといっても時間かかりそうなので、行動食を補給。バランスアップとか、ドーナツとかパクパク。にしても、景色がいいよなぁ。
ここに茶屋があったら最高だと思うけどなー。
乾物だけでは、お腹は物足りないと言っている。う~ん、やっぱり先に進まないといけないか。
ここからも下りであろうけども、、、輪行する時の軍手をつけようか悩む。以前、北海道道東を秋に走った時に、日本一周チャリダーの佐藤くんが同じく軍手をしていた。その時も、私は素手だった。「軍手でも暖かいっすよ。」と言われたのを覚えている。あれは、2002年頃だ。
あの時の教訓を、10年近く経った今、活かす時なのか・・・。10年だぞ・・・。
しかも、軍手は油汚れで真っ黒だ。こんなので、ハンドル握ってたら、ただでさえ汚れているバーテープがもうどうしようもないぐらいに真っ黒になるだろうに…。むう。
私は、基本的に面倒くさがり屋さんだ。
輪行袋から軍手出す→面倒。
軍手で汚れたバーテープを交換する→面倒。
休憩する度に軍手外す→面倒。
と、なり、結論として素手のまま、行くことにする。そう決めたのだ。
よし、そうと決まればさっさとスタートして、お昼ごはんを探してスタートだ。

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そこからこそ、正月早々の苦行でしかなかった。
下り坂を恐怖に感じ、指の感覚が無くなっていくのを感じながら、ブレーキングとのバランス。
耐えられなくなったら、なんとか止まって手を人肌で温める。
そして、また下り始める。
尾根沿いを行く奥武蔵グリーンラインは、時折アップがある。
下りは辛いが、登り坂になると俄然元気になる。
指の寒さは関係無いからだ。ただ、足が冷えきっていると、回らない!それでも、いい!指が痛いんだもん。

刈場坂峠から少し行くと「ぶな峠」(ホントは読めない感じ「木」辺に「義」)の看板。ここぞとばかりに休憩。もう、景色も何もないけど。
まだまだ行きます。苦行の下り坂。
ポンピングブレーキのように、ポンポンブレーキング。雨でも降ってたら、すぐにブレーキシューが無くなってしまうような感じすらする。大丈夫か…。
ぶな峠の次は、飯盛峠という看板。峠と言うより、登山口みたいな感じなのかなぁ。何も無いし。

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飯盛峠から少し行くと、尾根道で向こうから下ってくる自転車を発見。お。止まった。あぁ、登り坂に自転車~久しぶりだ~。あ、あれ?
自転車は、そのまま後から来た自転車と脇道を下って行ってしまった。な、挨拶したかった~。あと数秒だったのに・・・。何だか、とっても悲しいよ。
耐える、耐えながら下る・・・。
すると、人の笑い声と共に、人家らしきものが。は!店か!?
高山不動尊入り口。なんだか、茶屋は閉店しているが、そこでバーベキューをやってるみたいだ。うぅ、何で茶店がやってないの・・・。泣けてくる。軒先でしばしの休憩。
この辺で、標高700m位か、まだまだ高い。
ここから高山不動に歩いていけるのだろうか。少し、下るようだけど。また今度にしよう。今は、それよりお昼ごはんだ。
ここから、鳥居茶屋(跡?)を左に曲がっていく。すこしだけ、また山の中に入っていく感じがする。
もう1時半になろうとしてるよ・・・。トホホ。
よっしゃぁ、もう行く所まで行くぞ~。食料が貧弱なので、少しヤケっぽい。
まもなく傘杉峠・・・の看板。もう、この辺は、峠っぽさがさっぱり無いし、嬉しくもない。「柱の看板が立っている場所」と言うだけだな。
まぁ、手を暖めさせてもらおう。
まだ行くぞ。ガンガンいこうぜ。
寒いけど、相変わらず指が凍えてちぎれそー。ひえ~。
下る~下るよ~。でも、下りないと帰れないよ~。
道の脇に看板が!「ようこそ顔振峠へ!」お店があるっぽい!もうちょい!

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旗がたってる!よっしゃ~飯が食える!
顔振峠到着、後で気づくが店が数件あったが、始めにあった「富士見茶屋」に入る。
暖かいものをお願いしま~す。
暖かいお茶が嬉しい。梅干し付き!
手打ちそばに、暖かいおつゆを付けてもらいました。あと、味噌おでん!
う~。生き返る~~~
凍えた手をお茶で温め、死にかけていた生気を手打ちそばで復活。
この店は、小さな店員さんも頑張って働いてます。お片づけ専門!
富士見茶屋と言う名の通り、富士山が見える。遠くの山々まで稜線がキレイだ。いいね~。
桜の季節とかはキレイだろうなぁ。少し下には、集落が見える。お寺もあるなぁ。いいねぇ、山間の景色だ。東京からほんの少しでこんな所があるとは。
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もう2時半。ゆっくり休んでしまった。
顔振峠には、数件の茶店がありました。すぐそこに。
こっちは随分と賑やかな感じ。さっきの富士見茶屋の方が静かだったから良かった。
さて、後は下界に降りるのみ!寒いけど!

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顔振峠からすぐで、謎の分岐点。「←越生梅林、黒山三滝」とある。う~ん、どっちだ。ヘアピンのように左折するのと、直線で降りる道。普通ならまっすぐだが…このへんは道を間違えやすいと聞く。
一応、スマホで現在地とGoogle Mapsで確認。あ、右折だ。標識がややこしいなぁ。
こっからは、無心で下っていく。そして、少し登り。まだ、登りがあるのか…。
途中、集落らしい場所で、ロードレーサーが登ってきた。顔振峠はまだか~と言うので、もう少し!頑張ってとエール。「いやぁ、きついですわぁ。」と随分ヘロヘロだ。もう少しだけどね。
巨大な岩が目前に見える。うぉ~すごい。隣に鳥居。ここで初詣としようか。
岩の巨大さは異常である。なんせ頂上が見えない。何故転がらないのか恐怖すら感じる。
このへんは、確かに岩が特徴的だ。道沿いにも、岩が転がっている。そうゆう地質なのか。
こっからまた登り。う~、少しきついなぁ。。。ここまで来て登りってのは・・・。途中で、おもいっきり凍っている路面。1m位だけど、漏水が固まっているようだった。右コーナーだし、夜だったら怖いなぁ。ゆるゆる滑り降りる。ツルツル。
また、途中「ユガテ」なる謎の看板と分岐。後で調べたら、集落らしい。今度行ってみようか。

道が落ち着いてきた。指の凍えさは相変わらずだが、、、
顔振峠から丁度1時間くらいで、北向地蔵のポイント。ここまで来ると下界の鎌北湖まであと1.7kmとある。ふぅ、あったかいコンビニに行きたいよ~
お地蔵様に、無事にここまで下ってこれたことをお礼する。あと、もう少しお願い。
こっから、結構な急坂下りでしたけど、もう少しと思うと、心なしか元気に。気温も気持ち温かいような。もう4時近いから、気温は下がっているだろうけど。
人家が見えて来て、まもなく鎌北湖。あっという間だった。
鎌北湖は小さなダム湖だが、釣り人がポチポチ釣り糸を垂れている。今日は風が穏やかだから、湖面に対岸の景色が写っている。紅葉の季節はよさそうだ。今は、釣り人が写るくらいしか、見どころがない。
ふぅ、これで安全圏まで無事に下りれたか。
長い上に、なかなかに苦行を強いてくれたぜ奥武蔵グリーンラインよ。登り坂よりも、下り坂の方が印象に残るなんて初めてだ。
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鎌北湖から、下界に降りるのはあっという間。県道を疾走するのだ。
疾走する私に手を降る銀色のフィットとすれ違い、JR八高線の毛呂駅に到着。4時過ぎ。ふぅ、今日はここで終わりにしよう。
毛呂駅の時刻表に4時代の電車は無かった。ゆっくり輪行するか・・・。

いや、銀色のフィットに連行されて晩御飯は、寄居まで足を伸ばすのだった。
寄居に向かうフィットの車内で、いくら温めても感覚の戻らない両手がそこにある。
メールもいつも通りに打つことが出来ない。いや、やっぱり手袋は必要だな。うんうん。

走行距離:58.63km
走行時間:4時間49分
平均速度:12.1km/h 遅っ!
最高速度:41.5km/h 800m級を登った割に遅っ!


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おまけ

ちなみに、晩御飯は寄居の町にある「山崎屋旅館」で生姜焼き定食であった。正月三が日明けってことで、暇そうにしていた店主夫婦が印象的であった。店もガラガラ。常連さんが来ていたようだけど。
建家が古く、明治期からやっている歴史ある旅館だそうで、ご飯もたっぷり食べてしまった。
その頃は、手袋の事なんてとっくに忘れていた。
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